原材料について

主原料にお乾物類は主に地元北海道の物、そしてなるべく近郊の物を自分達の目で確かめて購入しております。

山椒などは道外のメーカーさんから仕入れておりましたが、地元のじいーちゃん、ばーちゃんの話を聞くとなんと!山に自生していることがわかり、香りもかんきつ系の良い香りがすることから創業と同時に30本ほど苗木を里に植えました。(山に分け入って山椒をとるのはとても、とても大変)
毎年少しずつ苗木を植えていつか昆布やひじきに次ぐ地元の名物にしてやるつもりです。(専務談)

調味料は全国の老舗の調味料メーカーさんやお世話になっている自然食の問屋さんに分けて頂いております。地元北海道の物も試してみましたが、私ども勉強不足なのかそもそも醸造発酵技術の歴史の浅さなのか?発酵しずらい気候風土なのか?良くわかりませんが、これだ!と言う物に出会えておりません。良い物がありましたらご紹介ください(専務談)。

主な原材料、生産者の一覧

生産者 原料名 使用している商品 詳細
ヤマヒサ 醤油 梅しそ×わかめ
ふりかけを除くすべての商品

昔ながらの木樽で作っておられる老舗の醤油屋さんです。

弊社では醸造アルコール無添加本醸造の濃口を主に使用しております。塩昆布、帆立昆布には豆醤油を仕上げに入れております。

すごく控えめな社長さんですが、とっても良い醤油で弊社の天然真昆布にとても合う醤油と思います。

昔じーちゃんとばーちゃんに白いごはんに醤油をかけるなと怒られましたが、この醤油はかけたくなる衝動にかられます。

白扇酒造 本みりん 全品

江戸時代から飲まれていたという琥珀色の本みりん、炭酸で割ると美味しく飲めてしまいます。

弊社では三年熟成本みりんを全品に使用しております。

もったいない話ですが、山椒と一緒に植えた梅の木の梅がなったら漬けてみたいなと思っています。白扇酒造さんごめんなさい。(社長談)

明利酒造 清酒 全品 純米酒と呼ばれる、醸造アルコール無添加のタイプ日本酒です。 日本酒好きな工場長がそのへんで買ってくる日本酒よりもおいしいと言っております。(笑)
飯尾醸造 米酢 梅しそ×わかめ
ふりかけを除くすべての商品

味はもう言うまでもありませんが、飯尾醸造さん生産者との取組方や蔵人の方がみな自社製品を語れる、とてもまねできませんが見習うことが多い会社です。

京都の農家さんと一緒に棚田で農薬不使用米を栽培しそれをJAS規格の5倍の量を使用し安全で美味しいお酢を作っております。

個人的には紅イモ酢が好きです。(とても深い紅色のお酢です。飲みだすと癖になるお酢です。)私はこれでたばこを辞めました(専務談)

砂糖 全品 甜菜含蜜糖と呼ばれる、精製された白砂糖やグラニュー糖より糖の吸収がおだやかであるそうです。 やさしい甘さです。
伯塩産業(伯方の塩) 食塩 メキシコとオーストラリアの岩塩を日本の海水に浸し結晶化された物です12月より青い海の沖縄の食塩に変更する予定です。
王陰堂 梅酢

こちらもこだわりの梅酢です。とてもきれいな、赤ワインのような色をしております。

弊社では梅しそ×わかめに梅酢と梅干し日本酒で煮きった江戸時代の調味料”煎り酒”の状態にしてからわかめに味付ております。

梅干しが大嫌いな専務でも大丈夫のようです(笑) 甘くてすっぱくてしょっぱくて変な味がする梅が嫌いなだけです。

王陰堂 赤しそ

こちらは王陰堂の梅を漬けた赤しそです。このままでもじつはとても美味しいのですが、弊社ではわかめふりかけに入れております。

まかない飯なので販売しておりませんが、煎り酒で煮た昆布にこの赤しそを混ぜると食欲のない時に重宝します(すっぱい物が好きな社長談)。

梅干しFD 梅しそ×わかめ

食塩と赤しそと紀州の梅を原料にした梅干しを乾燥させた物です。

北海道の人間なので梅の木をあまり見かけたことがなく商品知識も乏しいですが、仕様書と本場紀州のネームにやられ使用しております。

甘くてすっぱくてしょっぱくて変な味がする梅ではありません(専務談)

昨年弊社で梅の木を5本植えてみましたので成長過程をそのうち皆様におみせできたらと思います。売るほどにはなりませんが・・・

道南伝統食品協同組合
(大川さん)
真昆布 ひじきとわかめふりかけを除く全品

専務の生まれた故郷が誇る(日本が誇る) 献上昆布として将軍家や宮家に献上されていた函館市の東側にある旧南茅部町の真昆布です。

まことの昆布の意味から真昆布と名付けられており、学名でJAPONICAがつく昆布は真昆布だけです。

弊社の専務は昆布の勉強をしたくて北大水産学部の社会人学校に2年働きながら通ってました。なので思い入れが深く書くと本一冊程度になるそうなのでそのうち少しづつブログなどで紹介します。

弊社では天然物をメインに菓子昆布などに2年栽培物を採用しております。

上磯郡漁協 わかめ わかめの北海道物は柔らかくて溶けてしまうイメージですが、本品は三陸系の種でしっかりした肉厚のわかめです。弊社の専務は食品問屋の大手で乾物の仕入を10年やっておりましたが肉厚で香りもよく良いわかめだそうです。
上磯郡漁協 ひじき

ひじきの最北限の繁茂地域である北海道産のひじきは冷たい海でゆっくり成長するため、身づまりが良くふっくら炊きあがり風味が良いのが特長です。

一度専務の先輩である伊勢の有名なひじき屋さんに商品を見てもらいましたが伊勢の次に良いとの評価でした。専務曰く最高の褒め言葉だそうです。

上磯郡漁協 煮干し

煮干は道南地区の海の宝石と呼ばれる片口いわしを鮮度が良く鱗がはげおちない内に煮て干し、酸化防止剤を添加せず冷凍庫で保管した物を使用しております。

この煮干しより少し大きくなるとマリネやちょっと頑張ってアンチョビにするとてもとても酒が進みます(工場長談)

和田萬 金ごま

ごまはもともとエジプトが原産とされておりますが、近隣のトルコ産の有機栽培された金ゴマを弊社では使用しております。

いつか和田専務のところにお邪魔して社長(お父様)の焙煎したての香ばしい金ゴマを両手ですくって食べたいと思っております(専務談)。

国産も検討しましたがとても高価でありましたので、安全性が確認されており国産よりも大粒なトルコ産を使用しております。

新丸正 鰹節

かつお節は輸入節、荒節、本枯れ節などさまざまなランクの商品がありますが、弊社では主に荒節の鰹節を製造ロットに合わせ削りたてを使用するようにしております。

主に、焼津、枕崎の原料を削っていただいております。鰹節は特に酸化しやすい原料なので鮮度を大切にしております。

本枯(こちらのメーカー様の駿河吹雪と言う商品)も製品によって使用します。

知床標津マルワ食品 鮭節

手火山焙乾方式って知っていますか?知る人ぞ知る製法でもう本場の伊豆あたりでは1軒〜2軒程度だと思いますが、もともと鰹節を燻して乾燥させるやり方で、この製法は鰹節製造が盛んな焼津でも採用している企業は稀な手作りにこだわった製法です。

直火で乾燥と焙乾(いぶす)という削り節で最も難しい工程を時間や空気の量、薫臭、温度、湿度、製品の色などを職人が直接目で確認しながら総合的に調整して造り上げるものです。

北海道の鮭で復活していると思わなかったです。(専務談)

地元漁業者 オキアミ

北海道から北東北にたくさんいると言われるオキアミですが、弊社では地元の生産者に頼んで乾燥し選別した物を使用しております。

しっかり骨太仕立の鮭節、小魚×昆布に使用しております。

まかないでこのオキアミと実山椒を入れてシンプルに食べるのが好きです。(工場長談)

安本 すじあおのり
(青のり)

坂東粉やヒトエグサ、アオサではありません。

すじ青のりと言う種類の香が良く希少な種類の青のりです。私はこの種類が一番好きですがお値段も結構します。みなさんにもこの香を楽しんでほしいです。

昔は富士川でも取れたと静岡出身の工場長が言っております、やはり環境って大事ですね。

自社(地元のお年寄り)
和歌山県より
山椒 贅沢かつお×昆布

実は会社を作って早々になんと山椒が地元北海道函館市近郊の山に自生しているのがわかり、今年の5月に採取にいきましたが、とてもとても大変で思い切って4月末に里の方に朝倉山椒の苗を30本植えました。

弊社の成長と共に育ってほしいと願っております。

もちろんそれだけでは足りないので奈良と和歌山県からは朝倉山椒という粒が大きく香りの良い山椒仕入ております。

福田農園
北鳳
乾燥椎茸 贅沢かつお×昆布

北海道道南の誇れる椎茸福田さんの王様しいたけを使用したかったのですが、価格が合わず、弊社では一部製品にしか使用できていません。代わりに北海道産の乾燥椎茸を使用しております。

とはいえ輸入物の4倍する国産椎茸を使用している会社は珍しいかもしれません。もうすぐ北海道が椎茸生産日本一になるそうですよ。